育児>子育ては「イイオトコ」を育てる？

以前に中学の同窓会に顔を出したときのことです。
クラスメイトだった女の子たちから
私がその席でよく言われたのは、
「昔よりちょっとイイオトコになってない？」
「何か、だいぶオトナっぽくなったよね？」
といったことでした。
もちろん、同窓会の席ですから相手はみんな同い年。
十年以上会っていなかった訳ですが、
誰もが昔の（あまりモテなかった）私を良く知っています。
どうやら、私は少しばかりイイオトコになったようです。

というのも、
その頃にはまだ同期に既婚者が少なく、
ましてや子持ちとなると、
出席者の男性陣の中では私だけだったのです。
それゆえに、
いわば『パパの貫禄』のようなものが漂っている私は
彼女らには以前とは全然違う印象に見えたのだと思います。
実際、他の男衆たちとも話をしましたが、
彼らはほとんどみんな、
あの頃からそっくり引っ張り出してきたかのように若いまま。
女の子たちもやはり似たような感じでした。

自分のどの辺が変わったのか。
褒めてくれた子に試しに聞いてみたところ、
「優しくなったみたい」「フトコロが深くなった気がする」
というような答えをもらいました。
悪く表現すれば「所帯じみてきた」とでも言えそうですが、
何となく身についた『パパっぽさ』が
同期の女性たちに好意的に受け取られたのは嬉しいことです。
育児は育自、とはよく言われますが、
男は子育てをすると男前も磨けるようですよ。