育児>子供が納得する叱り方、納得してくれない怒り方

ワガママいっぱい、イタズラし放題の子供たち。
できればそれらをおおらかな心で受け止めて
のびのび育ててあげたいものですが、
ときにはビシッと怒らなければてはならないこともあります。
しかし、子供の理解力はまだまだ幼いので
上司が部下を叱るような具合にはいきません。
特に男親にとっては、
「上手な叱り方」というのはなかなか難しいテーマだと思います。

親から怒られると、子供はまず「不安」を覚えます。
自分がしたことの善し悪しを考える前に、
愛してくれているはずの人に責められたことに対して
子供たちは激しく動揺してしまうのです。
ですから、親が感情に任せてぶつけるように怒ってしまうと
子供は「不安」と「恐怖」でパニックしてしまい、
何が悪かったのかをしっかり理解させることができません。

まずは我が子を不安から解き放つために
叱るときにはなるべく、子供の目線まで下りてあげましょう。
こちらが怒りで興奮しているときには、
心の中で十まで数え、気持ちを落ち着けます。
そうして、まっすぐ目を見ながら
なるべく柔らかくゆっくり、
子供の理解できる言葉を心掛けながら諭してあげるのです。
このとき、軽く手を握ったり肩に手を乗せてあげたりといった
スキンシップで安心感を与えるとより効果的なようです。
父親に「コラッ！」とやられて
小さくちぢこまってしまった子供の心も、
かんで含めるように優しく言い聞かせてもらうことで
叱られたことを素直に理解できるようになるでしょう。